70歳代以降の貯蓄額「平均と中央値」に大きな差
まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」から、70歳以上世帯の貯蓄額を見ていきます。
70歳以上・二人以上世帯「金融資産保有額」(金融資産を保有していない世帯を含む)
平均値では2209万円なので、2019年に話題となった「老後2000万円問題」を一見クリアしているように思えます。
しかし、中央値に着目すると1000万円と半分以下に下がります。
中央値とは貯蓄額が少ない順、または多い順に並べたときに全体の真ん中にくる金額のこと。より実態に近い数字だと言われています。
平均値はどうしても、富裕層などの大きな値に引っ張られてしまうものです。
平均値と中央値で乖離がある場合、貯蓄がある人とない人の格差が大きいことが予想されます。次の章で、貯蓄額ごとの人数を見ていきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)