3. 老後対策「50代で始める3つの準備」

50代以降はぜひ、リタイア後の暮らしに向けた心構えを持っていきたいものですね。ここからは、老後対策として、50代から始めておきたい3つのことをお話ししていきます。

4. 【50代で始める老後対策 その1】年金見込額をチェック

50代になったらまずおさえておきたいのが「年金見込額の把握」です。

将来受け取る年金の見込額は、毎年の誕生月に郵送される「ねんきん定期便」や、ねんきんネットで確認することができます。

49歳まではこれまでの年金加入実績に応じた年金額が記載されますが、50歳以上の場合は実際に受け取る予定の見込額が記載されます。

出所:日本年金機構「ねんきん定期便」の様式(サンプル)と見方ガイド(令和4年度送付分)

ちなみに、ねんきん定期便、ねんきんネットともに、知ることができるのはあくまでも「見込額」。

公的年金額は物価や賃金を考慮して年度ごとに見直しが行われます。いまの給付水準がこの先もずっと続くとは限らない点は頭に入れておきましょう。

5. 【50代で始める老後対策 その2】仕事を続ける準備

老後に向けたポイントの2つ目は仕事を続け、「労働収入」を得る準備といえるでしょう。

シニア世代の就労をバックアップする制度は整いつつありますが、働き続けるためには、まず健康であることがたいせつ。

老後のライフプランを練り始める50代では、働き続ける環境の確保を視野に入れるとともに、ヘルスケアも十分意識しておく必要がありますね。