50歳代以上で考えたい老後のお金。現段階の年金のリアル
50歳代を過ぎてから住宅ローンを組む際に考えたいのが、老後生活です。いつまでに返済するか、貯蓄はいくら残るか計画的に考えることが重要でしょう。
老後生活の柱となるのは「年金」ですが、厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば平均額は以下の通りです。
国民年金の年金月額
全体平均月額:5万6252円
- 男子平均月額:5万9040円
- 女子平均月額:5万4112円
厚生年金の年金月額
全体平均月額:14万4366円
- 男子平均月額:16万4742円
- 女子平均月額:10万3808円
日本年金機構によれば、令和4年度の「会社員の夫と専業主婦の妻」のモデル夫婦の厚生年金の平均額は月21万円台です。
しかし国民年金は昨年度より減額されており、少子高齢化による年金受給額の減少は考えておいた方がよいでしょう。
また、先日は国民年金の納付期間が65歳未満まで延長されることが検討されると報じられました。
決定されれば60~64歳までの間、夫婦で月3万円以上の負担が増えます。まずはご自身の年金受給予定額の確認をねんきん定期便で行うとともに、公的年金のニュースも確認しておきましょう。