親の介護で離職する人も
現代では70歳代であっても元気なシニアが増え、まだまだ働き続ける方も多いです。
一方で、厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」によると、男性の健康寿命は72.68歳、女性の健康寿命は75.38です。
平均寿命と健康寿命のギャップが広まるほど、介護問題も生まれます。
親の介護に直面することで、働き盛りの方でも離職を余儀なくされることも。厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」によると、介護・看護を理由とする離職率は男性の 55~59 歳と 60~64 歳、女性の45~49 歳と 55~59 歳で多くなっています。
依然として7万人ほどは介護を理由に離職しているのです。
団塊ジュニア世代の中には、就職氷河期世代も含まれます。非正規雇用として働いている世代が多く、さらに親の介護を理由に仕事が制限されるとなると、今後の暮らしに不安を抱えてしまうこともあります。