2. 投資FIRE「不労所得」ある60歳以上は1割未満
回答者全体の「収入の種類」は以下の通りです。
回答者全体(N=1755)
- 仕事による収入・・・41.0%
- 公的年金、恩給・・・87.3%
- 公的年金、恩給以外の社会保障給付金(生活保護等)・・・1.1%
- 企業年金、個人年金等・・・16.5%
- 財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)・・・8.4%
- 子などからの仕送り・援助・・・2.2%
利子や配当金、家賃といった「財産からの収入」、つまり不労所得があるのは、8.4%。回答者全体の1割未満となりました。
多くの方にとってハードルが高いことがわかります。
3. 投資FIRE「不労所得」は老後生活に有効なのか
日頃の「暮らし向き」についても見ていきましょう。不労所得がある人はどのような生活を送っているのでしょうか。
- 家計にゆとりがあり、まったく心配ない・・・20.1%
- 家計にゆとりはないが、それほど心配ない・・・6.5%
- 家計にゆとりがなく、多少心配である・・・3.7%
- 家計が苦しく、非常に心配である・・・2.2%
- その他・・・―
5人に1人が「ゆとりがある」と感じているようです。ゆとりがなくとも、生活に心配がない方もいますね。
一方で、少数ではあるものの家計が心配な人もいるようです。
執筆者
筑紫女学園短期大学卒業後に株式会社三井住友銀行に入行。リテール営業に従事し、卓越した成績を残す。24歳で2年間銀行を休職し青年海外協力隊員としてフィリピンでボランティアをするなど異色の経歴を持つ。受賞歴多数。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。老後資金の準備や相続の相談などを得意とし自身の投資歴20年以上。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。