4. 「不労所得がある人」も働いている?

不労所得があるからといって、完全にリタイア(FIRE)しているとは限りません。

最近では「サイドFIRE」という言葉もでてきました。100%不労所得のみで生活するのではなく「不労所得+労働収入」で必要な分だけ働きながら自由度高く生活するライフスタイルです。

次は「財産からの収入」がある人の割合を就労状況別に見ることで、働いている人の実態を確認しましょう。

  • 自営業主・個人事業主・フリーランス・・・13.4%
  • 正規の社員・職員・従業員・・・3.3%
  • パート・アルバイト・・・6.7%
  • 労働者派遣事業所の派遣社員・・・―
  • 契約社員・嘱託社員・・・2.9%
  • 会社または団体の役員・・・21.6%
  • その他・・―
  • 収入のある仕事はしていない・・・8.3%

多いのは、「会社または団体の役員」(21.6%)、ついで「自営業・個人事業主・フリーランス」(13.4%)となりました。

毎月の不労所得があっても、なんらかの「勤労所得」を得ている人が大多数のようです。

5.「不労所得がある人」は収入いくらなのか

では、なんらかの「勤労所得」は毎月でいくらぐらいの収入になっているのでしょうか。

  • 5万円未満・・・7.7%
  • 5万~10万円未満・・・4.1%
  • 10万~20万円未満・・・3.2%
  • 20万~30万円未満・・・6.5%
  • 30万~40万円未満・・・16.6%
  • 40万~60万円未満・・・22.7%
  • 60万円以上・・・36.4%

(※配偶者がいる場合は、夫婦の毎月の収入です)

毎月の収入が「30万円」を超えた以降、財産からの所得がある人の割合がぐっと上がることが分かります。