日経平均は2万7000円付近で小幅にもみ合う

2022年10月21日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比116円38銭安の2万6890円58銭となりました。

前日の米株安を受けて売りが優勢となりましたが、好業績銘柄を中心に買い戻しの動きも出て、小幅にもみ合う展開となりました。日中の値幅は116円でした。2021年12月下旬以来およそ10カ月ぶりの狭さです。

背景として、週明けから企業の2022年度上半期(4~9月期)決算が本格化することから、投資家が積極的な売買を控え、様子見傾向となったことが挙げられます。

今週の動きはどうなるでしょうか。

国内外で、大手企業の決算発表が相次いで行われます。国内では、アドバンテスト、信越化学、中外薬品、ディスコ、日本電産、ファナックなど。米国ではアルファベット(グーグルの親会社)、フェイスブックなどのメタ・プラットフォームズ、アップルなどが決算を発表します。内容によっては、相場が大きく影響を受けます。

2022年10月21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、前日比748ドル97セント高の3万1082ドル56セントで終えています。ほぼ1カ月ぶりの高値圏です。

米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げペースを緩めるとの報道があったためですが、これまでずっと金融引き締めに関する材料で市場が一喜一憂する動きが続いています。国内株も楽観はできません。

海外で利上げが進む一方で、国内では低金利が続いています。そのため、円安トレンドとなっており、2022年10月21日の外国為替市場で円相場は1ドル=151円台まで下がりました。32年ぶりの安値圏です。

政府・日銀が介入に動いたとされますが、効果は一時的でしょう。少なくとも年内は円安傾向が続くと考えられます。

円安になると自動車や機械をはじめとする輸出企業の収益が向上します。ただし、世界景気が減速している中で、その恩恵をどれだけ受けるのか、判断が難しいところです。当面は好業績銘柄を中心に、個別銘柄を物色する戦略がいいでしょう。