「国民年金保険料免除・納付猶予制度」メリットや所得の基準とは国民年金保険料免除・納付猶予制度と未納の違いも確認

3. 国民年金保険料の「国民年金保険料免除・納付猶予制度」のメリット

「国民年金保険料免除・納付猶予制度」のメリットを見ていきましょう。

年金を受け取る際には、「保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した「受給資格期間」が10年以上あること」という受給要件があります。

「国民年金保険料免除・納付猶予制度」であれば年金の受給資格期間に参入されるのはメリットでしょう。

保険料の免除であれば、将来年金を受け取る時に、免除の期間も国民年金を2分の1受け取れます。

「国民年金保険料免除・納付猶予制度」を受けている間に、ケガや病気で障害や死亡といった事態が発生した場合にも、障害年金や遺族年金を受け取ることができます。

保険料の免除・納付猶予を受けた期間は、あとで余裕ができたら10年以内であれば追納ができます。

出所：日本年金機構「国民年金保険料の追納制度」

追納することで将来の年金額が増えますし、社会保険料控除により所得税・住民税が軽減されるというメリットもあります。

これらは未納の場合にはできないので、将来のためにも国民年金保険料免除・納付猶予制度を利用しましょう。