iDeCoのメリット・デメリットは?

では、iDeCoのメリット・デメリットをまとめていきましょう。

iDeCoのメリット1.運用益が非課税になる

通常、運用して得た利益に対して、約2割が課税されます。たとえば20万円利益が出ても、約4万円は税金で引かれてしまうのですね。

しかしiDeCoであれば非課税になるので、利益を丸ごと受け取れます。

iDeCoには投資信託のように元本が変動する商品もあれば、預金や保険のように元本が確保された商品もあります。

非課税のメリットを享受するなら元本変動型がより良いですが、もちろん損をするリスクもあります。

大切な老後資金のため資産を守りたい一方で、公的年金は今後下がる可能性が高いため、預貯金や運用の資産配分が重要になるでしょう。

iDeCoのメリット2.税制上のメリットが大きい

iDeCoの掛け金は全額所得控除の対象になります。

また、受け取るときには年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象に一定額までなります。

ここはよく比較されるつみたてNISAにはない、大きなメリットでしょう。