イチゴの育て方(1)準備・栽培方法

イチゴには一季なりと四季なりがあります。一季なりのイチゴは寒さに当たることで花が咲き、翌春から初夏まで収穫ができるタイプです。

四季なりは気温に左右されにくく、初夏から初冬まで長く収穫ができるタイプ。病気や暑さにも強いのが特徴です。

一季なりと四季なりで収穫の時期が異なるので、好みに応じて選ぶとよいでしょう。

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用意するもの

  • イチゴ苗
  • 深さ20センチ、直径30センチ程度の鉢、あるいはイチゴ専用ポット鉢など
  • 野菜用の培養土(またはイチゴ専用の土)
  • 鉢底網、鉢底石
  • スコップ

栽培方法

プランターに鉢底網をしき、鉢底石を2センチ前後入れておきます。土を入れて、苗を植え込みましょう。直径が30センチ程度の丸鉢なら、3つの苗が目安。苗の間隔は10~15センチ程度がよいでしょう。

このとき、葉の付け根「クラウン」を埋めてしまわないように注意します。浅植えが基本ですが、根は土からはみ出さないようにしましょう。

ランナーとは反対の方向(親株側)に花が咲くので、ランナーの切れ端を内側にして植えると、鉢の外側に垂れるように実をつけることができます。

横長のプランターはランナー側を北側、ランナーと反対側を南向きにして設置するのがオススメ。花や実に陽が当たりやすくなりますよ。

左の赤丸部分がクラウン、右の赤丸部分がランナー(LIMO編集部)

クラウン…葉の生長点
ランナー…株元から出る「ほふく枝」。イチゴはランナーから株を増やします。苗はもともと「ほふく枝」でつながっていたものを、ひと株ごとに切り分けたもの。

冬は生長が止まりますが、この間も継続して水やりはおこないます。土が乾いたら与えましょう。2月下旬と3月下旬から4月上旬に化成肥料を追肥します。収穫後も3週間に1回程度の適量を施します。