年々増加する高齢者のひとり暮らし。その人数がどのくらいか皆さんはご存知でしょうか。
内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によると、65歳以上の高齢者のうちひとり暮らしをしている人の割合は2020年時点では男性15.0%、 女性22.1%でした。
そして、高齢者のひとり暮らしの傾向は今後も増加傾向にあり、2040年には男性20.8%、女性は24.5%になると予測されています。
ここで問題となるのが、ひとり暮らしでも問題なく過ごせるだけの「健康状態」や「貯蓄などの経済状態」を老後の年金生活に入っても維持できるかという点です。
そこで今回は、今の70歳代のひとり暮らし世帯の貯蓄や年金、就業状況について見ていきながら、高齢者のひとり暮らし問題について考えていきたいと思います。