【教育費】中学受験が過熱、大学の授業料は年々増加へ

現役世代の場合、日々の生活費のほか教育費や住宅ローンの支払いや老後に向けた貯蓄も重くのしかかります。

人生三大支出の中でも、特に教育費は年々負担が増えています。

たとえば、地域によっては過熱化している中学受験。

生命保険文化センターの資料によると、2021年の私立中学に通う生徒の割合は7.6%で年々増加しています。

出所:生命保険文化センター「私立中学校に通う割合はどの程度?」

私立中学に通う生徒の割合を都道府県別に見ると、東京は25.2%となっておりおよそ4人に1人。

出所:生命保険文化センター「私立中学校に通う割合はどの程度?」

高知では17.9%、京都で13.4%、神奈川で11.0%です。地域によっては中学受験をするのが普通という場所もあるでしょう。

中学受験だけではありません。私立大学の授業料の推移を文部科学省の資料をもとに見ると、2008年の約84万円から、2021年の約98万円と8万円ほど上昇しています。

出典:文部科学省「(参考1)私立大学の初年度学生納付金等の推移」

国公立大学の授業料も上昇しており、大学にかかる学費は年々増加していることがわかります。

習い事や塾費用も考えると、教育費だけでもかなりの金額になるでしょう。