職場で最も感じるジェネレーションギャップは「日常会話」

今回の調査で、職場で年上に世代間ギャップを感じるのは「10~14歳差以上」で44.9%と最多でした。

出所:株式会社ビズヒッツ「職場で感じる世代間ギャップに関する意識調査」

10歳以上年齢が違うと環境や流行も大きく異なるので、どうしてもギャップを感じてしまいますよね。

特に職場で年上に感じるジェネレーションギャップについて、同調査よりランキングとコメントを見ていきましょう。

出所:株式会社ビズヒッツ「職場で感じる世代間ギャップに関する意識調査」

職場のジェネレーションギャップ1位「日常会話の話題が合わない(202人)」

  • 休憩中に雑談していても「なにそれ?」となることが多い(23歳 女性)
  • 好きな歌手とか高校時代の話をしたとき、話がかみ合わなかった(38歳 女性)

最も多く感じるジェネレーションギャップは日常会話でした。

昔の流行を熱く語られても、全く知らない世代からすれば「何それ?」で終わりなんてことも。

昔人気だった歌手名を挙げて、「◯◯さんくらいの年代だと◯◯とか知らないでしょ?」なんて聞かれるのもあるあるですね。

熱く話せる話題が違うのはちょっと寂しいかもしれません。

職場のジェネレーションギャップ2位「仕事への姿勢が違う(107人)」

  • 出世に興味があること(28歳 男性)
  • 仕事に対する意識にギャップを感じます。上の世代の人達はプライベートよりも仕事を大事にしているので(32歳 女性)
  • 仕事の価値観。「仕事優先」「休むには相応の理由が必要」といった考えを押し付けられるときにギャップを感じます(39歳 男性)

上の年代ではプライベートを犠牲にして働いたり、必死で仕事をして皆出世を目指すのが普通だったりしますが、現代ではプライベートを重視する風潮にあります。

「責任が増える、これ以上キャパシティがない、仕事量と給料が見合わない」といった理由から、出世に後ろ向きな若者も。なかなか有給休暇を取らない人もまだ多いですよね。

2022年10月からは「産後パパ育休(出生時育児休業)」が施行されています。仕事に対する価値観は人それぞれで良いですが、誰でも働きやすい職場環境作りのために、まずは時代や制度に合わせて休暇の取り方から変えていきたいですね。

職場のジェネレーションギャップ3位「IT・PCが苦手(53人)」

  • 最新のアプリやソフトの習得に手間取っている(29歳 男性)
  • スマホの使い方について聞かれたとき(33歳 女性)
  • キーボードを人差し指だけで打つ(40歳 女性)

スマホやパソコンについては、普及してからそこまで時間が経っていないので仕方ないでしょう。今後も新しい機器が普及する可能性はありますから、知っている人が自然に教えられる雰囲気があるといいですね。

職場のジェネレーションギャップ4位「時代錯誤な言動(48人)」

  • 「考え方が昭和だな」と感じることがよくあります(23歳 女性)
  • 現代の価値観がわからないこと(37歳 女性)
  • 「コンプライアンス遵守」「ハラスメント防止」といった時流を全然理解していない(44歳 男性)

「昭和・平成・令和」の価値観の変化は目まぐるしく、昔は多めに見られてきたけれど、今は許されないことも少なくありません。

昔はよかったのではなく、人権や安全が守られるようになり、より心地よく仕事ができる環境に変わっていると捉えたいですね。