学習院女子大学は時代のニーズに合った教育を学生たちに提供している

前述のように、学習院女子大学のルーツである華族女学校は男子教育が中心であった学習院に対し、女子にも適切な教育の場を提供することを目的に創設されました。

また、1800年代半ばから後半は、跡見学校(現:跡見学園)や東京女子師範学校(現:お茶の水女子大学)などの多くの女学校が創設された時期であり、学習院もこうした時代の気運にのっていました。

学習院女子大学は、明治時代以降も時代のニーズとともに変化していきます。1900年代中頃になると、女子に対する高度な教育を求める声も高まり、学習院に女子短大が設置されることになりました。

そして、1900年代後半には、学問と真剣に向き合いたい学生には短大では期間が短いという見方が増え、四年制大学への転換が検討されるように。

そして、1998年、学習院女子大学が開学しました。

現在の学習院女子大学は国際社会で活躍できる人材や、日本文化を世界に発信できる人材の育成を目指しています。

独自のカリキュラムが充実しており、例えば香道や有職故実といった日本文化を体験的に学べる科目の他、外国語科目や情報科目も充実しています。