3. 厚生年金や国民年金に頼らない自助努力を!

目安受給額を知るには、日本年金ネットが運営する「ねんきんネット」がおすすめです。

出所:日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」

早めに受給額をつかむことで、公的年金以外にいくら準備すれば良いか目標額の目安がわかります。

生命保険文化センターがおこなった意識調査 によると、夫婦2人の老後生活で最低限必要な生活費はひと月平均22.1万円です。

また、旅行やレジャー、趣味などを上乗せしたゆとりある老後の生活費としては平均36.1万円となっています。

公的年金に頼らず自分で老後資金を準備するためには預貯金だけでは困難です。
昨今の物価上昇のようなインフレリスクに対応できる資産を持つこと、すなわち資産運用が大切になります。

投資は元本保証ではないので、リスクがともないます。
おさえておくべきポイントは「長期・分散・積立て」です。投資する期間が長ければ長いほど時間が味方してくれ、リスクを軽減させることが可能になります。

金融商品を選ぶ際には、本やインターネットの情報を鵜呑みにせず、自分の年齢や家族構成、リスク許容度や資産内容などに応じたものをきちんと見極めて商品を理解しスタートすることが大切です。

少子高齢化が叫ばれる現代、今後も高齢化が進めば年金の受給額はますます減額されると想像できます。

まずは情報収集からはじめて、自分に合った投資方法を見つけていきましょう。

参考資料

田中 友梨