10月に入り、ますます食料品や日用品の値上げが加速しています。

朝日大学マーケティング研究所が2022年10月6日に公表した調査レポート「物価高に関する消費者意識と行動調査」によると、物価高と聞いて不安を「とても感じる」割合は47.8%、「やや感じる」割合は84.3%と、合計8割以上となりました。

さらに、世帯年収が低い層は物価高による悪影響を受けやすい上に、対策を講じるのも難しい状況であることがわかっています。

定年退職を迎えて年金生活に入れば、ほとんどの方は世帯収入が下がるでしょう。その分生活水準を下げるつもりであっても、ネックになるのが「住居費用」です。

もしも持ち家がない場合、高齢者の生活はどのようになるのでしょうか。今回は一人暮らしのケースで考えていきます。