賃貸住まいの高齢者は老後資金に家賃分の上乗せが必要
総務省の統計では、回答者の中に持ち家世帯も含まれます。高齢者では持ち家派が多いため、住居費が「0円」という回答に平均が引っ張られたと考えられます。
今後も賃貸住まいを続けるという方は、老後資金として家賃分の上乗せが必要になります。総務省の「平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 結果の概要」によると、借家の1か月当たり家賃・間代は5万5675円です。
地域によってはもっと抑えることも可能ですが、いずれにしても数万円単位の資金が必要になるでしょう。
高齢者が入居できない物件も
また、一人暮らしの高齢者が賃貸暮らしをするときに注意したいのは「家賃」だけではありません。
孤独死や家賃滞納のリスクから、高齢者の入居が断られるケースもあるのです。保証人として親族等に頼れる場合は選択肢が増えますが、こうしたハードルがあることも念頭に置いておきましょう。
一人暮らしの場合、介護付きの物件を視野に入れることも多いです。こうした施設は一般的に費用も高額となるので、さらに備えが必要になります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)