2.4 4.大規模や高階層のマンション

タワーマンションなど、戸数が多い大規模なマンションは資産価値を維持しやすくなります。規模が大きいマンションは、敷地内に託児所やコンビニといった施設が併設されているケースがあるからです。

また、タワーマンションそのものの人気もあり、通常のマンションやアパートよりも需要が見込めます。高階層の物件のほうが眺望や日当たりが良く、低階層よりも資産価値があると見なされやすいでしょう。

2.5 5.物件の管理が行き届いている

建物の管理が行き届いている物件は、値下がりしにくいといえます。物件やエリアの条件が良くても、建物自体の管理がずさんだと将来的な価値が下がってしまうかもしれません。

建物は経年劣化するため、必要に応じた修繕が求められます。適切な修繕積立金が設定されている物件であれば、建物の劣化を低減して買い手の需要を伸ばしてくれるでしょう。

ですので、十分な修繕積立金が設定されているか、物件の長期修繕計画を確認してみてください。共用部の清潔感や管理人の有無も、管理状態の判断材料となります。

2.6 6.その他の条件

その他リセールバリューを高める条件には、物件特有の付加価値や希少性があります。

共用施設が充実しているマンションは、その物件ならではの付加価値があるといえます。観光名所や美しい風景が自宅から見える物件も、ほかにはないプラスアルファの魅力があるでしょう。

希少性は、個性的な物件のみを指すわけではありません。たとえば、ファミリー層の人気が高いにもかかわらず木造アパートが多いエリアは、マンションに希少性が生まれるでしょう。

つまり、“需要はあるのに供給が少ない物件”が、希少性が高いと判断されやすいわけです。