2. リセールバリューが高い・値下がりしにくい物件の特徴
リセールバリューが高く値下がりしにくい物件には、どのような特徴があるのでしょうか。下記6項目に分けて見ていきましょう。
- 人気エリア
- 交通の便が良い
- 住みやすい住宅環境
- 大規模や高階層のマンション
- 物件の管理が行き届いている
- その他の条件
1つずつ理由を説明します。
2.1 1.人気エリア
人気エリアは人口が減る可能性が低いため、地価が高い傾向があります。
経年により物件の価値がほとんどなくなっても、人気エリアの地価は変化しにくいです。そのため、人気エリアの物件は、基本的にリセールバリューが高くなるでしょう。
人気エリアの条件は、以下のとおりです。
- 街自体のイメージがよい
- 犯罪発生率が低く治安が良い
- 再開発された地域、あるいは計画がある
- 災害リスクが低い
- 自治体の社会保障制度が充実している
当てはまる条件が多いほど、価値のある人気エリアといえます。
2.2 2.交通の便が良い
交通の便の良さも、リセールバリューを左右します。最寄り駅の徒歩圏内の物件は買い手がつきやすいため、遠い物件よりも売買価格を高く設定できるからです。
また、駅までの近さだけでなく、最寄り駅そのものの利便性も大切になります。
たとえば複数沿線が乗り入れている急行停車駅は、都心部へアクセスしやすいです。終点・始発のターミナル駅であれば、通勤ラッシュの電車でも座れるので人気があります。
さらに、バス停が近くにある場合も交通の便が良い物件といえます。交通アクセスの良さは、リセールバリューへのよい影響を見込めるでしょう。
2.3 3.住みやすい住宅環境
住みやすい住宅環境も、リセールバリューが高い物件の特徴のひとつです。具体的に、以下のような物件は住み心地がよいとされます。
- 間取りが広い
- 日当たりが良い
- 周辺に騒音施設がない
- 金融機関や商業施設にアクセスしやすい
- 生活圏内に学校や病院がある
物件自体の快適さや生活に密接する施設の有無は、住みやすさに直結します。不動産は簡単には手放せないため住宅環境を重視する人は多く、値下がりしにくいでしょう。