3. 生活費以外に必要になる老後資金:介護費
生活費以外で老後に必要となる資金に介護費用があります。生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、平均的な介護費用は以下のとおりです。
3.1 介護費用の平均額
- 一時的にかかった費用:74万円(住宅改造や介護用ベッドの購入などが含まれる)
- 毎月かかる費用:8万3000円
- 平均的な介護期間が5年1か月(61か月)
- 74万円+(8万3000円×61か月)=580万3000円
上述より、おひとりさま・女性が、一般的に年金を受け取る年齢である65歳までに準備しておきたい資金は、生活費の不足額の約1000万円、介護費の約580万円。合計すると約1580万円になります。
おひとりさまの老後にとって、頼りになるのは厚生年金などの収入と預貯金などの資産です。なるべく早い段階から、老後をイメージし準備をはじめましょう。
もし、老後資金準備に取り組まず、年金だけを頼りにしていると老後破綻を招くことになるかもしれません。