後期高齢者「年金収入220万円」の場合の負担感
では、年金としての収入が220万円だった場合、保険料と医療費一部負担割合の負担感はどうなるのでしょうか。
東京都の例でシミュレーションしてみます。
保険料は年間10万円に
東京都後期高齢者医療広域連合の「後期高齢者医療制度 保険料計算例」によると、公的年金等収入が220万円の場合、後期高齢保険料は10万700円(年額)となります。年金天引きで支払う場合、年6回に分割して支払うので約1万6000円です。
他にも介護保険料や税金が天引きされることを思うと、負担感は高いと言えます。
医療費の一部負担割合は2割に
医療費の一部負担割合が2割になる条件は、以下の通りです。
- 単身世帯:課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が200万円以上
- 複数世帯:課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が合計320万円以上)
もし単身世帯の場合、年金収入が220万円であれば、一部負担割合は2割に引き上げられたことになります。