2. 避けるべきインデックス投資その1:ランキング上位を鵜呑み

いざ、資産運用を始めようとNISAの口座開設までしたものの、どの投資信託に投資したら良いのかわからないと悩む方も多いと思います。

ついついよく分からず、投資信託の人気ランキング1位の商品を買っておけばいいかな…という気持ちも理解できますが、必ずしもランキング上位だから安心とは限りません。

一人ひとり資産運用の目的や投資意向は異なるため、自分に合った商品選びを心がけましょう。

まず何かを始めてみることは大切なことですが、資産運用はリスクとして元本保証がなく、自己責任が原則になります。誰かの薦めで選んだ投資信託で長期運用し、結果的に損失がでたとしても、誰かが損失補填をしてくれるようなことはありません。

そのため、一部の情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身で調べ、納得した上で資産運用を始めることが重要です。

3. 避けるべきインデックスその2:信託報酬が高い

投資信託を選ぶ際の基準の1つが、運用や管理にかかるコスト「信託報酬」です。金融庁がつみたてNISAのために選定した指定インデックス投信の報酬には下記の決まりがあります。

国内資産を対象とするもの:信託報酬0.5%以下(税抜き)
海外資産を対象とするもの:信託報酬0.75%以下(税抜き)

インデックス投信ではベンチマークと同じ値動きを目指す運用方針のため、同じベンチマークの投信の成績はほとんど変わりません。

そこで差が出てくるのが、信託報酬などの運用のコストになります。数字で見ると、わずかな差と感じるかもしれませんが、これが20年近い長期運用となると大きな差になります。

同じ指標の投資信託であれば、信託報酬が高いものを避けることがポイントです。