2. 昭和59年から平成11年のモデル年金
厚生労働省が公表する「女性のライフスタイルの変化等に対応した年金の在り方に関する検討会報告書資料編」によると、昭和59年から平成11年のモデル年金は次のように変化しています。
今から28年前である平成6年(1994年)では、月額23万983円。平成11年(1999年)には23万8125円になっています。
2022年度が月額21円9593円なので、当時より減っていることがわかります。
3. 直近10年のモデル年金の推移
ここ10年のモデル年金の推移も確認しましょう。
- 2012年(平成24年): 23万940円
- 2013年(平成25年)9月まで: 23万940円
- 2013年(平成25年)10月から: 22万8591円
- 2014年(平成26年):22万6925円
- 2015年(平成27年):22万1507円
- 2016年(平成28年):22万1504円
- 2017年(平成29年):22万1277円
- 2018年(平成30年):22万1277円
- 2019年(平成31年/令和元年):22万266円
- 2020年(令和2年):22万724 円
- 2013年(令和3年):22万496円
- 2013年(令和4年):21万9593円
据え置きとなっている年度もありますが、基本的には毎年改定されています。また引き上げの年度は一部あるものの、全体的にマイナス傾向が進んでいます。
もちろん、基準となる報酬月額も変わっているため、一概に比べることはできません。しかし今後の年金が不安になる数字ではあります。