間取りの後悔2. 階段の形状
限られた土地での設計になるため、部屋の床面積を優先させるには、別の場所を削る必要があります。
その対象となりやすいのがトイレや洗面所、お風呂など。そしてSさん夫婦が削る対象にしたのが「階段」です。
子どもの安全を考えて、急になりすぎない範囲で大きさを決めたつもりでした。しかし、その踊り場の形状に後悔することに。
一直線でない階段の場合、踊り場が生まれます。Sさんの住宅では回り階段を採用したため、かなりコンパクトになりました。その分、2箇所の踊り場ができることに。
その形状は三角形なので、隅を掃除機で掃除をすることができません。ただでさえ掃除機を抱えて階段を上り下りするのは毎日の負担になるものですが、掃除機で吸えないスポットが生まれるために、拭き掃除が加わってしまいます。
もう少しゆとりをもって「四角い踊り場」を採用していれば、掃除の負担が減ったのにと後悔するようです。