注文住宅の後悔は間取りに集中しやすい

実際に注文住宅を建てた方に話を聞くと、資金繰りに合わせて「間取り」に関する後悔が多く挙がります。自分好みに決められる分、一見理想が叶えられそうに思いますが、なぜ後悔してしまうのでしょうか。

住宅メーカー等に勤めている方ならまだしも、注文住宅を建てる方の多くは初めての経験です。

そのため、一見理想を詰め込んだつもりでも、思わぬところで歪みが出ることも珍しくありません。実際に建てた方の声を聞いてみましょう。

間取りの後悔1. 道路前にリビング

Roman King/shutterstock.com ※画像はイメージです

30代で地方都市に注文住宅を建てたSさん夫婦。一番の後悔ポイントは「南側のリビング」だそうです。

リビングといえば、日当たりの良い南に位置するのが定石です。Sさんの家の場合、南側に玄関と道路があるそう。

必然的に、人通りの多い道路前にリビングがあるため、あまり窓を開けて過ごすことができなくなったそうです。

日が落ち始めると部屋も薄暗くなりますが、カーテン越しに見えるのがいやなので、電気をつけることを我慢することも。

大きな庭や塀があれば気になりませんが、床面積を優先したために道路との距離が近くなり、住み始めてから不便さを感じるようになったそうです。