3. 未納のリスクは「老齢年金がもらえない」だけではない
年金保険料を未納にし続けると、年金の受給資格がもらえない可能性もあります。また、「公的年金をもらわなくても自分で老後資金を貯めたらいい」と勝手に判断するのも危険です。
なぜなら、公的年金には「老齢年金」以外に「障害年金」「遺族年金」という保障機能もあるからです。
第1号被保険者の自営業者などは、会社員と比べて健康保険の保障が薄いため、多くの生命保険に加入しているケースが多いです。
しかし、公的年金にもこうした保障機能が備わっています。民間の保険は「公的保障で足りない分を備える」ことが大切なので、まずは公的保障で備えることが原則となります。
また、今は第1号被保険者であっても、どこかのタイミングで第2号被保険者になる可能性もあります。その場合、厚生年金保険料が給与から天引きされます。
ほぼ強制的に保険料を支払うにもかかわらず、これまでの未納期間が長ければ年金自体が受給できない可能性も。まさに払い損となります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)