2. 「年金保険料の未納者」を待ち受ける最悪のシナリオ
もし年金保険料を支払わないで放置してしまうと、どのようなリスクがあるのでしょうか。将来の年金が減る、あるいは全く無くなるというのは、想像がつくかもしれません。
しかし、それ以外にもリスクはあるのです。
日本年金機構の「平成30年度の業務実績の評価」によると、2018年度においては「控除後所得 300 万円以上かつ未納月数7月以上の滞納者に督促を実施する。」とされています。
それでも悪質な滞納が続いた場合、国税庁へ滞納処分等の権限を委任することになります。
実際、2018年度時点における取組状況は次のとおりとなっています。
税金と同じように、最悪の場合は差押の対象となるのです。1万件以上が差押となっていることから、軽い気持ちで未納にするリスクの大きさがわかります。