「50歳代の生活費」各年代で最も多く、月約28万円

まずは総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要」を参考に、各年代ごとの月の消費支出額を見ていきましょう。

出所:総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要」(2021年2月26日公表)

30歳代で22万2432円、40歳代で25万4475円、50歳代で28万3725円までに上がります。上記は消費支出のみのため、これ以外に社会保険料や税金といった非消費支出がかかるため、50歳代では月に30万円以上必要な方も多いでしょう。

60歳代になれば、40歳代と同水準の25万8284円まで下がります。しかし一般的に65歳から年金を受給すると考えると、65歳以降は年金で生活することになります。

厚生労働省の「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、国民年金の全体平均年金月額は5万6252円。

厚生年金の男性の平均年金月額は16万4742円、女性は10万3808円です。

会社員の夫と国民年金の妻では月約21万円のため、もう少し生活費を抑えたいところでしょう。