50歳代が老後に向けてしたいこと。まずはねんきん定期便の確認を
50歳代の方が老後資金を準備するには、まずねんきん定期便のご確認をおすすめします。
50歳以上になれば、ねんきん定期便で将来の受給予定額が記載されています。これを確認することで、老後の生活費が具体的にイメージできるでしょう。
そこから老後の生活費の不足分や、趣味や旅行、リフォーム、病気や介護などの費用を計算します。
あわせて今の貯蓄や退職金など、入ってくるお金も計算しましょう。出ていくお金と入ってくるお金の差が、必要な老後資金になります。
老後の必要資金がわかれば、「何歳までに、いくら貯める」かを決め、それには「年いくら」「月いくら」貯めればよいのか具体的に計算すると、目に見えてわかりやすいでしょう。
50歳代なら、老後の生活費をどうするか、どの仕事でいつまで働くか、これからどう貯蓄していくかなどの身動きが取りやすい年代です。今回の統計も参考にしながら、今後の生活を考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果 結果の概要」(2021年2月26日公表)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査(令和3年)各種分類別データ]」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
宮野 茉莉子