4.厚生年金の平均受給額について
「退職金」だけでは老後の生活を豊かに過ごすことが厳しいことがわかりました。
ですが、老後の生活を支えるのは「退職金」だけではありません。
皆さんも聞いたことがある「年金」です。年金は、国民年金と厚生年金の2階建てが基本です。
その「年金」の中でも、会社員や公務員などが受給できる厚生年金についてお話をしていきます。
下のデータでは月平均でいくら年金を受け取っているかを見ていきましょう。
平均を見てみると14万4336円でした。ですが、金額別に見てみると9万円以上から10万円未満で受け取っている方が多いですね。その次に多いのが10万円以上から11万円未満になります。
皆さんはこのデータを見てどう思いましたか。
まずは自身が「退職金」と「年金」がいくら貰えるのかを確認する必要があります。
会社によっては退職金制度がない会社もありますので注意してください。
5.まとめ
今回は「退職金」と「年金」について見ていきました。老後の生活への不安を少しでも払拭するためには自身の状況をしっかりと把握することが必要です。
もし、老後資金が足りないと思われる方は「資産運用」も一つの方法です。特に投資初心者にお勧めなのが、分散投資です。
投資先を分散させることで、リスクを軽減することができます。
この記事をきっかけに老後の生活について考えていただけたら幸いです。
参考資料
- 内閣官房「退職手当の支給状況」(2020年度)
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」
- 総務省「令和2年 地方公務員給与の実態」
- 中央労働委員会「令和元年退職金、年金及び定年制事情調査」
- 東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和2年版)」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 金融庁「投資の基本」
長井 祐人