総務省が2022年9月18日に公表した「統計からみた我が国の高齢者」によれば、高齢者の就業者は18年連続で増加し、909万人と過去最多になっています。
同資料によれば60歳代前半の71.5%が、60歳代後半の50.3%が就業しており、今や60歳代で働くのは普通といえるでしょう。
2022年度は年金受給額は昨年度より0.4%減額されており、年金や老後への不安、また物価高もあり働く高齢者は増えていると考えられます。
老後資金である貯蓄を守る、増やすには仕事による収入があると安心できますが、はたして働くだけで大丈夫と言えるのでしょうか。高齢者の所得や60歳代の貯蓄を見ていきます。