高齢者の雇用者所得は年58万7000円。年金だけでは足りず

2022年9月9日に公表された厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」で高齢者世帯の所得をみると、総所得は約332万円でした。

2011年より300万円台で推移しており、高齢者の総所得は300万円が一つの目安となります。

ではその内訳を見てみましょう。

出所:厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」

高齢者世帯の平均所得

総所得:332万9000円

  • 年金:207万4000円
  • 雇用者所得:58万7000円
  • 財産所得:22万9000円
  • 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得:28万8000円

年金は約207万円となっており、月にして約17万円。

参考までに、総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によれば、65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の月の支出合計は25万5100円です。

年金だけでは足りず、仕事による収入や財産所得、企業年金や個人年金でまかなう方も多いのでしょう。そもそも年金や仕事による収入だけでなく、それ以外の所得を準備していることがわかりますね。

長く働くことは当たり前となりつつありますが、一方で誰しも「いつまで元気に働けるかわからない」ものです。70歳まで働こうと思っていたものの、病気やケガで想定より早く退職することになったという場合もあるでしょう。

その場合は雇用者所得の占めていた分を他で補う必要があります。