貯蓄にはライフプランの作成が必須
子育て世帯にとって、年々重くなる教育費やその後の老後資金は大きな不安材料かと思います。
教育費の捻出方法として「節約」をあげる方が一番多いことからも、すでに何らかの対策をしているかもしれませんね。
貯蓄を考える上で、さらに効率をあげるためには、ライフプランの作成が必須となります。
家族の年齢ごとに起こるライフプランを想定し、その時々のキャッシュフローを可視化させるのです。
簡易なものであれば、金融庁のライフプランシミュレーションがあります。
夫婦の年齢や子どもの年齢により、収支が逆転することがあります。反対に、収入が上回るときも視覚的にわかるので、貯めどきを把握しやすいのです。
もちろんライフイベントは変化がつきものですが、一度シミュレーションしておけばその都度修正も簡単です。一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめにかえて
子育て世帯の平均ラインである、年収600万円台後半世帯の貯蓄状況を見ていきました。膨れ上がる教育費を前にすると、今後の生活が不安になりますよね。
まずは人生にかかるお金をしっかり把握し、いつまでにいくら貯める必要があるのか洗い出してみましょう。
可視化されることでモチベーションの維持にもつながります。
できるかぎり子どもの希望に叶う進路が切り開けるよう、着実に貯蓄を進めていきたいですね。
参考資料
- 厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」
- 日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」
- 金融庁「ライフプランシミュレーション」
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」
太田 彩子