4. 退職金があてにできない場合は、自分で退職金を準備しておこう

老後2000万円問題の騒動がなつかしく感じますが、依然として多くの人が2000万円または2000万円以上の老後資金不足におちいる可能性が示唆されています。

出所:金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料「iDeCoを始めとした私的年金の現状と課題」をもとにLIMO編集部作成

しかし、勤め先からの退職金だけで2000万円以上の老後資金が準備できる人は少数派かと思います。

今の勤め先で退職金がいくらもらえるのか分からないという人は、退職金規程などを確認しておくと良いでしょう。

将来を悲観ばかりする必要はありませんが、お金はあまって困るものではありません。

これからの時代は想定よりも多い退職金をもらえればラッキー程度で考えておき、コツコツ自分で自分の退職金を準備しておくと老後への不安もやわらぐでしょう。

老後資金向けの企業DCやiDeCo、個人年金保険など、将来に備える方法は複数ありますから、自分にあった形で将来への備えをしていきたいですね。

参考資料

尾崎 絵実