1. 教職員の退職金。平均額はどのくらいか

公務員の魅力といえば、「退職金」は外せないものの1つですが、勤続年数が退職金の金額に左右するのは公務員でも民間企業でもおなじです。

まずは、勤続年数による退職金の違いがどのくらいあるのか見てみましょう。

1.1 退職理由別-1人あたり平均退職手当額(全地方公共団体)

  • 合計平均:1268万7000円
  • 自己都合の退職等:99万4000円
  • 11年以上25年未満勤続後の定年退職等:1271万円
  • 25年以上勤続後の定年退職等:2262万円

出所:総務省「令和3年地方公務員給与実態調査結果等の概要」

自己都合の退職等、比較的短い期間での退職をのぞくと平均で1000万円超の退職金が期待できそうです。

なかでも、「11年以上」「25年以上」が大きな区切りとなっており、25年以上勤続した場合は平均2262万円となっています。

退職金は老後の生活費や介護費用などを支える重要な資金ですから、教職公務員の受け取る退職金はやっぱり大きな魅力だといえそうです。