60歳代は貯蓄いくら持っているのか【円グラフ】

年を重ねて働く理由は人それぞれ。

働くのが好き、社会参加したい、健康に良いなどの理由から、収入がほしい、貯蓄や年金に不安があるというかたもいるでしょう。

実際に今の60歳代はいくら貯蓄をもっているのか、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとに、60歳代の貯蓄分布を確認しましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 平均:2427万円
  • 中央値:810万円

より実態に近いと言われる中央値は810万円。

2019年には「老後2000万円問題」が話題となりましたが、届かないのが現状のようです。

貯蓄810万円では、月5万円貯蓄から切り崩すと13年間でなくなってしまいます。また、旅行や趣味を楽しんだり、病気や介護でお金が必要となると、他に準備する必要があるでしょう。

円グラフを見ると、貯蓄ゼロと3000万円以上が目立ちますね。若いうちからいかに貯蓄習慣をつけるかは大切と言えそうです。