急速に進む物価高で、目の前の生活や将来を心配する方も多いでしょう。定年退職を迎えたあと、老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」です。

もし、ひとりの老後を年金だけで生活することになったら「生活できるかどうか不安…」と感じる人がいらっしゃるのではないでしょうか。

総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、65歳以上の単身無職世帯の平均的な支出月額は13万7210円です。

その場合、毎月15万円ほどの年金を受け取ることができれば、赤字にならずに過ごせそうです。

では、実際、65歳から年金を月15万円もらえる人の現役時代の年収はどのくらいで、どのような暮らしをしているのでしょうか。

そういった実態を確認しながら、年金15万円のひとりの老後を考えてみましょう。