65歳以上はどれくらい貯蓄があるのか

では、65歳以上の世帯はどれくらい貯蓄があるのでしょうか。

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、二人以上の世帯のうち、世帯主が65歳以上の貯蓄現在高をグラフで確認します。

出所:総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」

65歳以上の貯蓄の平均は2367万円。ただ平均は一部の富裕層に影響されるため、貯蓄保有世帯の中央値をみると1588万円です。

グラフをみると分かる通り、貯蓄4000万円以上が17.7%いる一方で、100万円未満も8.3%います。

一般的には現役時代の収入が多いほど年金受給額も増え、貯蓄も多い印象があります。ただ高所得でも貯金できない方もいますし、今後年金がどれだけ減額されるかはわかりません。

若いうちから貯蓄習慣をつけることは大切でしょう。