65歳以上「夫婦のみの世帯」が多いものの、女性の80歳以上は単独世帯が1位に

まずは2022年9月9日に公表された厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」より、65歳以上の家族形態を見ていきましょう。

出所:厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」

60歳代後半では男女ともに「夫婦のみの世帯」が多く約4割を占め、次に「配偶者のいない子と同居」が約3割、「単独世帯」が15%前後となっています。

70歳代前半でも似たような状況が見て取れますが、70歳代後半になると女性は「夫婦のみの世帯」が37.8%、「単独世帯」が23.9%、「配偶者のいない子と同居」が27.4%と、夫婦が減りひとり世帯が増えます。

80歳以上になると、女性は「単独世帯」が31.9%と最多となり、夫婦世帯は18.1%まで下がります。

男性は80歳以上まで「夫婦のみ世帯」が4割以上で推移していますが、男性より平均寿命が長い女性の場合はひとりになる可能性が高いと言えるでしょう。