2022年7月の消費者物価指数は前年同月比プラス2.6%(総合指数)と大きく上昇しました。食品や光熱・水道などで値上げの動きが相次ぎ、生活コストが上がっています。

一部企業では、賃上げを行うことで急速な物価上昇から従業員の生活を守るという動きがある中、業績悪化の企業などでは賃上げの実施は難しく、物価上昇を考慮すると実質的な賃金は目減りしているとも言える状況になっています。

若い世代の場合、結婚や住宅購入、教育資金などさまざまなライフイベントを控えており、お金に関する悩みを抱えている方も少なくないでしょう。

最近では、若い世代でも「老後資金」について不安に感じており、将来に向けた資産形成のご相談を受けることが増えました。

そこで今回は、老後生活の柱となる年金制度をご紹介しながら、男性の厚生年金に焦点を当てていきます。

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