日経平均は、75日線、200日線付近で下げ止まり反発へ

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。

前週に、過去に売買が積みあがって下値サポートになっていた2万8300円~2万8400円付近を割り込んでしまったことから、先週はこれを回復できるかどうかが大きなポイントでした。

目先の節となる2022年6月9日の高値(2万8389円)および、3月25日の高値(2万8338円)も奪回したいところです。

実際にはこれらを回復するまでには至らなかったものの、75日移動平均線と200日移動平均線が重なるあたりで下げ止まると、週末にかけては窓をあけて上昇、大きな陽線となりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。

直近のチャートの形は悪くありません。75日線・200日線でしっかりと下げ止まったことに加えて、75日線が200日線を下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されました。

現在は25日線付近で上値を抑えられていますが、今週、ここを突破、さらに節となっている2万8300円~2万8400円付近を回復できるようであれば、目線を上に持っていいでしょう。

逆に、このあたりから再度調整があるとすれば、2万7300円~2万8300円の間でもみ合う形になるかもしれません。判断が難しければ、25日線を回復してから出動してもいいでしょう。

下原 一晃