減少する子育て世帯。30年余りで半分以下に
同調査では、子育て世帯の割合の推移も確認できます。
1986年には子育て世帯は46.3%でしたが、2001年には28.7%、2019年には21.6%と、子育て世帯はこの30年余りで半数以下に減っています。
考えられる一因として、平均年収の減少があるでしょう。
1989~2018年のあいだ日本の平均年収は400万円台で推移しており、以前は400万円台後半だったものの、リーマンショックの2008年以降400万円台前半に下がっています。
その一方で社会保険料やモノ、サービスの値上がりもあり、文部科学省によれば私立大学の授業料の平均額は2008~2021年で約8万円値上がりしています。
このような経済状況が子育て世帯へ与える影響は大きいでしょう。