住宅ローンの金利は他に比べると非常に低い

現状、住宅ローンはさまざまなローンの中でも金利が相対的に低いローンとなっています。つまり、「借入するなら住宅ローンが1番お得」ということになります。

たとえば、住宅ローンを繰り上げ返済した後、教育資金やマイカー購入資金などが足りなくてお金を借りようと思った際、住宅ローン以上に高い金利で借りることになります。

特に、教育資金については必要になる時期も決まっており、子ども自身が多額の奨学金に頼らなくてもよいように計画的な準備を心掛けたいものです。少なくとも低金利の間は、住宅ローン減税を優先しつつ、将来的に必要になるお子様の教育資金や老後資金といったことを考慮しながら、住宅ローンの返済計画を考えていくことが重要です。

まとめにかえて

今回は住宅ローンについて解説しました。

人生の3大資金の「住宅資金」「教育資金」「老後資金」ですが、住宅ローンや教育ローンがあるのに対して、老後資金については自分自身で貯蓄するのが一般的です。

ローンの早期返済を急ぐあまり、将来的に家計が苦しくなってしまうリスクも考えられます。

老後を迎えた頃に後悔しないためにも、ローンの返済と貯蓄のバランスに配慮することが肝心です。現役世代から、少額でもコツコツと長期的な資産形成を心掛けていましょう。

参考資料

仲宗根 梨世