2020年の今日、公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。(初公開日:2020年9月9日)

株式会社クラレが、2020年4月に公表したアンケート『将来就きたい職業、就かせたい職業 2020年』の結果によれば、親が子どもに就かせたい職業のTOP3には、こんな職業がランクインしています。

<男の子>       
1位:公務員 
2位:医師      
3位:会社員      

 <女の子>
1位:看護師
2位:公務員
3位:薬剤師

また、リスクモンスター株式会社が2020年7月に公表した『第10回この企業に勤める人と結婚したいランキング』によれば、国家公務員が堂々の1位。第2位が地方公務員という結果となっています。

多くの親が「ぜひ子どもに就いてほしい」と願い、多くの男女に「結婚するならこの職業の人」と言わしめるほど人気の高い、公務員というお仕事。今回は、公務員になるために必要な学歴や学費についてみていきます。

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1. 公務員には、どうしたらなれる?

国や地方自治体が実施する公務員試験をクリアすることで、公務員になることができます。
次では例として、国家公務員(総合職、一般職)についてみてみましょう。

1.1 国家公務員(総合職)

国家公務員(総合職)とは、政策の企画や立案などに携わる仕事をする人になります。

受験資格(2020年度・抜粋)


<院卒者試験>
1990(平成2)年4月2日以降の者で、次に掲げる者
(1) 大学院修士課程又は専門職大学院を卒業した者及び2021(令和3年)3月までに大学院修士課程又は専門職大学院を卒業する見込みの者
(2) 人事院が認める(1)に掲げる者と同等の資格があると認める者

 

<大卒程度試験>
(1) 1990(平成2)年4月2日~1999(平成11)年4月1日生まれの者
(2) 1999(平成11)年4月2日以降の者で、以下に掲げるもの
(ア) 大学(短期大学を除く。以下同じ)を卒業した者及び2021(令和3年)3月までに大学を卒業する見込みの者
(イ) 人事院が(ア)に掲げる者と同等の資格があると認める者

国家公務員採用 総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)受験案内」より抜粋


ちなみに「2020年度国家公務員採用総合職試験の合格者発表」2020年8月に人事院が発表した合格者の内訳(院卒者、大卒者程度試験の合計)をみると、以下のようになっています。

  • 国立大学・・・66.3%
  • 公立大学・・・3.6%
  • 私立大学・・・29.5%
  • その他(※1)・・・0.6%

(※1)その他は、院卒は外国の大学院、大卒は 短大・高専・外国の大学など