公務員の魅力は社会的に信用度が高く、収入が安定しているとイメージされているところにあるでしょう。
中でも注目されるのは「退職金」。公務員の退職金は2000万円以上あるという声も多いですが、本当にそうなのでしょうか。
今回は公的な資料を使いながら、公務員の退職金事情、また勤続年数は関係あるのか確認してみましょう。
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1. 国家公務員と地方公務員の人数は?
公務員は、次のとおり国家公務員と地方公務員に大別されます。
- 国家公務員(省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官等):約58万5000人
- 地方公務員(市区町村・役場職員、教員、警察官、消防官、自治体の議員等):約274万人
地方公務員は、国家公務員の約5倍。大半は地方公務員ということになります。
地方公務員は都道府県や市町村によって給与の出どころが違うため、給与水準や退職金に地域差があります。
ここでは国家公務員の退職金に注目してみましょう。