長寿のお祝いとして、還暦(60歳)をはじめ、古希(70歳)や喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)はもちろん、今では卒寿(90歳)や白寿(99歳)・百寿(100歳)のお祝いをすることも珍しくなくなってきているのではないでしょうか。

「長生き」=「おめでたい事」であることには違いはありません。

しかし最近では、想像していた以上に長生きをすることで、老後の為に用意したお金が底をついてしまい、結果的に生活困難に陥ってしまうことを、「長生きリスク」と表現されています。

私は以前、生命保険会社に勤務し、数多くのお客さまから老後のお金の相談を受けてきました。

その経験もふまえ、今回は「長生きリスク」に備えるために、まずは現在のシニア世代の厚生年金と国民年金の受給額事情を参考にしながら、老後のお金の備え方についてお話ししていきたいと思います。

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