学問的な内容になってくる理科

小学校での理科は小学3年生から教科として登場します。小学3年生では自然観察や豆電球といった目で見てわかる現象を学びます。覚える知識もそれほど多くはなく「実験や観察を通じて楽しみながら学ぶ」という雰囲気です。

しかし、小学4年生になると一変。水の変化では「固体・気体・液体」といった専門用語を習います。

水が凍ると体積が大きくなるという変化や、電池の並び方と電流の違いと、前学年までの「見ればすぐに違いが分かる」というレベルからワンランクアップした内容になっていきます。

出所:文部科学省「【理科編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説」

理科に慣れ親しむという小学3年から、小学5年以降の理科へとバトンを繋ぐ重要な学年です。国語や算数と比べると、日頃から予習復習を気にする科目ではないため「気がついた時には忘れている単元が増えていた」という状況にもなりやすい科目です。

小学校の理科は中学理科の土台になります。土台がしっかりしていないと知識がボロボロと崩れてしまうため、市販のドリルなどを活用して復習をして知識の抜けを防いでいきましょう。

また、昨今は学習漫画が豊富に揃っているため子どもが楽しく覚えられるツールを積極的に利用してみてください。