9月〜10月の時期は台風が多く発生します。毎年甚大な被害が発生しますが、保険の代理請求をうたう詐欺業者には要注意です。

そこで今回は、台風シーズンに急増する保険金詐欺の事例と、災害時に役立つ火災保険の選び方を解説します。

台風シーズンに増加する保険金詐欺の特徴

本項では、千葉県ホームページに掲載されている保険金詐欺事例を紹介します。

【保険金詐欺の事例】

来訪した業者に「台風で破損した屋根等を火災保険で修理できる」と言われて保険申請の代行と修理を依頼したが、規約に「火災保険が下りず修理しない場合には見積額の35%を違約金として申し受ける」とあった。保険は満額下りない場合もあるので解約したい。

「火災保険を利用すれば自己負担なしで屋根などの修理ができる。」と、業者が訪ねてきた。保険申請も代行してくれるというので契約したが、後日、不信感を覚え解約を申し出たところ、高額な解約料を請求された。
引用:千葉県ホームページ「災害に便乗した悪質商法にご注意ください」

上記の事例から、自然災害後に多発する詐欺には以下の特徴が見て取れます。

  • 火災保険の代理申請を提案
  • 解約などの場合に高額な違約金を請求する

災害が起こった後、突然訪問や電話をしてくる業者には注意が必要です。 火災保険は契約者本人が申請する必要があるため、代理申請の話がでた時点ではっきりと断りましょう。

国民生活センターでも災害後の住宅修理トラブルの注意喚起が

出所:国民生活センター「被災地域は特に注意!災害後の住宅修理トラブル」

もし上記のような業者と契約してしまった、あるいはしつこく話をしてくる場合は、消費生活センターへ問い合わせてください。