日本証券業協会は「資産所得倍増プラン」に対して、NISAの恒久化を提言しています。
投資未経験者の参入を促し、「1億総投資家」を目指す声も証券業界では高まっています。
日本証券業協会が公表する「NISA口座開設・利用状況調査結果(2022年3月31日現在)について」によれば、一般NISA及びつみたてNISAの口座開設数は以下の通り。
一般NISAの口座数
- 2018年末:685万口座
- 2019年末:703万口座
- 2020年末:742万口座
- 2021年末:769万口座
- 2022年3月末:725万口座
つみたてNISAの口座数
- 2018年末:53万口座
- 2019年末:95万口座
- 2020年末:172万口座
- 2021年末:339万口座
- 2022年3月末:396万口座
つみたてNISAに関しては、実におよそ3年間で約7倍の口座開設数となっており、NISA制度を活用する人が増えていることが分かります。
一方で、リスクが怖い、運用にまわすお金がないといった理由で投資をしない方も日本では多いのが現状でしょう。
実際にNISAを利用している人の属性は、どのような人が多いのでしょうか。
今回は「年収」や「貯蓄状況」にスポットを当てて、NISA利用者をみていきたいと思います。