1. 公的年金制度(国民年金と厚生年金)をおさらい
まずは日本の公的年金の仕組みをおさらいしたいと思います。
年金制度は国民年金と厚生年金の「2階建て制度」が採用されています。
国民年金だけを受給するか、国民年金と厚生年金の両方を受給できるかで大きな違いが発生します。
1.1. 1階部分:国民年金(基礎年金)
- 加入対象者:日本に住む20歳から60歳未満の方
- 保険料:一律(年度によって変更あり)
- 年金額:満額77万7792円(令和4年度)
1.2. 2階部分:厚生年金
- 加入対象者:主に会社員、公務員
- 保険料:報酬比例制(毎月の報酬により決定)
このように、国民年金は保険料が一律であるため、納付月数によって受け取れる金額が変わります。また、厚生年金は報酬比例制であるため、加入期間と在職中の収入によって金額が変動します。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。